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一番大切なのは、認知症ケアの質。
合うところが見つかれば、気持ちが落ち着き笑顔も増えます。
認知症でも入居できるホームは多い
最近の調査(※)によると、65歳以上の高齢者では、4人に1人が認知症かまたはその予備軍であり、85歳以上ではその40%以上が認知症であるのだとか。認知症がけっして人ごとではないとしたら、この言葉は心強いかぎりです。「認知症=グループホームと思う人が多いと思いますが、類型には関係がありません。要は認知症に対する理解が深いかどうか」。
たとえば最近増えているサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)。高齢者専用賃貸住宅に代わるものとして登場し、介護サービスも外部利用型であるため認知症ケアには向かないと思いがちですが、専用フロアを設け、経験豊富なスタッフを揃えるなど、認知症に力を入れているところもあるそうです。
※2013年6月 厚生労働省研究班が発表したもの
得意なところと不得意なところがある
もともと介護と認知症は切っても切れない関係。家族は初めての経験で上手く対応できなくても、介護の専門家は認知症を病気として受け止め、対応にも慣れています。高齢者住宅に入ってから混乱がなくなって生活に落ち着きが生まれ、認知症の進行が緩やかになるケースは少なくありません。
認知症には刺激の少ない生活もよくないといわれています。部屋に閉じこもってしまわないように、サークル活動に力を入れたり、音楽療法やくもん学習療法、回想法などを積極的に取り入れるホームも多々あり、施設選びのひとつの指針になりそうです。それでも活動は週に一度か二度。やはり見極めたいのは、日々の対応なのだとか。「ある施設の話ですが、施設長のところに毎朝、挨拶に来る入居者がいたそうです。施設長は笑顔で『初めまして、よろしくおねがいします』と、毎日変わらずに対応する。そうすることで落ち着きを取り戻していくんですね。ひと言で認知症ケアといっても、こだわりやクセはそれぞれ違います。
インターネットの普及で情報量が増えたとはいえ、細かなケアの内容までを見極めるのは大変です。そんな時に役立つのが、[らくらすプラザ]の存在。各高齢住宅の認知症の対応や、施設長の考え方まで把握しているため、ミスマッチを防げます。「私たちが間に立ってお互いの状況を伝えておくことで、見学や体験入居がスムーズにいくというメリットもあります。まずは何でも気軽に相談してください」。